ソフトバンク「大戦力」ゆえ悩ましい移籍志願選手の殺到…他球団に最も多く選手を“輩出”
打点と本塁打で2年連続ウエスタン二冠王の砂川リチャードは70分の交渉の末、今年の契約更改を保留。「誰かのケガ待ちは嫌」と交渉の席で移籍志願を訴えるも、「戦力して見ているから、それはできない」と言われたと打ち明けた。
発言内容の是非はともかく、訴えを拒否されてやる気が失われたら、チームの士気に関わる。しかも、今のソフトバンクには移籍を志願する選手が多いという。
「移籍を志願する選手は昔からいましたよ。でも、その多くはダメ元で伝えるだけ伝えよう、というもの。昔のトレードは放出とか見限るというイメージが強く、球団の印象にも関わる問題でしたから。それが現在は風向きが変わり、現役ドラフトも導入された。移籍志願の選手が増えるのも無理はありませんよ」
とは前出のOBだ。
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毎年育成選手まで大量指名し、巨額の金を注ぎ込んで補強に邁進するソフトバンクだが、その分だけ選手をクビにしている。さる4日は支配下7人に戦力外を通告。その中の2人は今季育成枠から支配下に昇格したばかりの選手だった。すでにチーム内にはひずみが生じているという。いったい今、金満球団に何が起きているのか。
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