横綱・照ノ富士の「鬼門」は初日より2日目…対戦見込み前頭筆頭・隆の勝とは8勝7敗とほぼ互角
令和7年の門出を飾れるか。
昨6日に行われた横綱審議委員会の稽古総見。横綱照ノ富士(33)は大関大の里と7番取り、3勝4敗だった。
圧倒的な強さを見せるには至らなかったものの、本人は「ペースを少しずつ上げていければ」と話し、12日初日の1月場所の出場について問われると、「誰が休むと言った?」と口をとがらせたほど。八角理事長(元横綱北勝海)も「重さが戻ってきた」と目を細めた。
前回出場した昨年7月場所は12勝3敗で自身10度目の優勝。その後は2場所連続で全休とあって、体調を整える時間に費やせたのも大きいだろう。前々回出場した昨年1月場所も優勝しており、15日間皆勤できれば賜杯に最も近い力士であることは間違いない。
そのために乗り越えなければいけないのが序盤だ。照ノ富士に限らず、ここで負けが込んだ横綱は途中休場必至。そのデンでいえば、鬼門は初日……ではなく、2日目だという。
近年、横綱は初日に小結、2日目は前頭筆頭と対戦するのが恒例となっている。今場所だと、初日は西小結の若隆景、2日目は東前頭筆頭の隆の勝が濃厚だ。