最下位転落ソフトB 大きすぎた甲斐拓也が抜けた穴…チーム防御率もリーグワースト
「経験豊富な甲斐ならば、どのコースに構えようが投手は安心して全力で投げ込める。甲斐は常に投手とのミーティングを欠かさず、リードの根拠も説明。投手陣からの信頼を勝ち取っていた。そこへいくと、海野や渡辺らはまだ完全に信頼を得られていないのでしょう。リードを疑いながら投げたボールには迷いが出るもの。まだ投手陣の力を100%引き出せていないのではないか」
さらに甲斐の移籍は守備にも大きな影響を与えている。
「甲斐はマスクを被っている時、頻繁に守備位置の指示を出していた。『扇の要』と呼ばれる捕手としての役割を十全に果たしており、これがソフトバンクの強みでもあった。昨季のチーム守備率.990はリーグトップで、53失策も最少。それが今季はチーム守備率.979はリーグ4位、12失策は3番目に多い(17日現在)。これも甲斐の穴と言っていいでしょう」(前出のOB)
扇の要を失い、バラバラになったソフトバンク。再びまとまるまで、時間がかかりそうだ。
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精神状態が心配される小久保監督だが、メディアとの間には少なからず「溝」ができているようだ。いったい何が起きているのか。球団が報道陣に対し、囲み取材で「あるルール」を通達したというが……。
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