バスケ買春で浮き彫り 東京五輪の一番の難敵は“性欲問題”

公開日: 更新日:

 行動が制限される中でも性欲の発散は不可避だが、今回の事件により「性欲」とは別の現実も明らかになった。

 JOCの関係者たちがショックを受けたのは、公式ユニホームで買春したこと。あまりにも間抜けな話だ。「そんなことから教えないといけないのか」と、競技団体の役員も頭を抱えたに違いない。

 違法賭博でリオ五輪直前に謹慎処分となり、五輪に出られなかったバドミントンの桃田はメダルの有力候補だった。トップアスリートでさえ自分の置かれている立場を忘れ、ハメを外す。あれほど世間を騒がせた桃田事件は、スポーツ界の教訓にならなかったわけだ。

 選手の性欲に話を戻せば、昔は場所を問わずうまく遊んでいた者も多かった。

「今の世代は普段はおとなしく、端末ゲーム機の普及などもあって遊び慣れていない選手が多い。特に、海外遠征の機会が少なく、代表歴の浅い選手が外国に行って心が浮つき、今回のようなことを起こす。私はスキーチームで欧米選手を何度も国外へ連れて行きましたが、彼らは海外転戦に慣れていたので、こういう過ちは犯しませんでした」(前出の平山氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も