買春4選手はアジア大会追放 アスリートは海外でハメを外す
開催中のアジア大会(ジャカルタ)で発覚した、男子バスケットボール日本代表の4選手による現地での買春行為。カタール戦で初勝利を挙げた16日の夜に、日本代表公式ウエアを着て歓楽街に繰り出した揚げ句、“客引き”に紹介された飲食店で働く女性を連れ出し、ホテルでコトに及んだ。
4人は代表認定を取り消され、アジア大会から“追放”。帰国した20日、東京都内で記者会見を開き、佐藤卓磨(23)は「バスケットボールの歴史に傷をつけるようなことをしてしまい、申し訳ない」と謝罪。橋本拓哉(23)は「チームの士気を下げてしまった」と頭を下げた。
大会前、監督会議で日本選手団の山下泰裕団長が各競技団体を集め、行動規範の順守を口酸っぱく説いた直後だった。前回の仁川大会で日本の競泳選手がカメラを窃盗した事件があっただけに、クギを刺していたという山下団長は「過去の具体的な事例を引用しながら、日本代表の一員としての覚悟・誇りを意識付けてきたつもりだったが、選手に十分伝わっていなかった」とグッタリ。結局、2大会連続で日本選手が不名誉な形で名を残した。