著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

メジャー投手は失点急増…粘着物質取り締まり強化の余波

公開日: 更新日:

 しかし、今季はMLBの取り締まりの強化が伝えられるようになると失点が多くなり、黒星ばかりが積み重なった。

 6月14日に先発した際はプレッシャーがかかったのか、3回途中7失点で降板。猛暑の中で行われた同28日のヤンキース戦では、出だしからアップアップのピッチングになり、二回にマウンド上で急激な体調不良に見舞われ、ゲロを大量に吐くという失態をやらかした。すぐにマドン監督が交代を告げたが、この後、両軍の投手は悪臭に悩まされながら投げることになった。

 ちなみに6月21日に検査が始まってから、審判に粘着物質を発見され10試合出場停止になったのはマリナーズのベテラン・リリーバー、へクター・サンティアゴだけである。この投手は2014年にホワイトソックスからエンゼルスに移籍した後、急成長してローテーションに定着。15年にはオールスターにも選出された。粘着物質の先進とされるエンゼルスに来たことが、大きなプラスに作用したといわれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動