「なぜベトナム人は痩せているのか」森由香子著
ダイエットを行う場合、ご飯の量を減らしたり、まったく食べないという人も増えている。しかし、炭水化物を極端に減らすと代謝が落ちて太りやすくなるともいわれている。
一方、日本と同じ“お米の国”であるベトナムでは、食生活が豊かであるにもかかわらず、WHOによる肥満比率国際比較では、対象となった91カ国中、一番低かったという。その秘密は、“分食”にあると本書。ベトナムの人々は間食も含めて1日5回ほど食事をする。そして、間食はスイーツなどではなく、生春巻きのような前菜料理を好む。
ただし、1食の量は少なめで、ご飯や肉も食べるが野菜を大量に取る特徴があるという。我慢いらずで太りにくい体をつくる、ベトナムの食生活を学んでみたい。
(幻冬舎 760円)