「天才と異才の日本科学史」後藤秀機著

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■第1回ノーベル賞の最有力候補は日本人

 幕末から平成まで、科学者たちの足跡をたどりながらつづる近現代日本科学史。

 物理が神羅万象の法則性に至る「西洋学問の王者」であることを見抜き、明治元年に日本初の科学入門書「訓蒙窮理図解」を出版した福沢諭吉をはじめ、第1回ノーベル賞の最有力候補だった北里柴三郎や、東大で日本人初の物理学教授になった山川健次郎、国際レベルの加速器をつくった仁科芳雄、筋肉収縮のメカニズムを解明した江橋節郎、そして湯川秀樹らノーベル賞受賞者まで。生命・医学・物理・化学、それぞれの道を切り開いてきた先人たちの業績と人生のドラマをつづる。
(ミネルヴァ書房 2500円)

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