『「肩こり」が芯からほぐれる本』井手淳二著
肩関節の専門医が、効果抜群の肩こり解消法を紹介する。
肩こりとは、肩が下がる格好がもっとも大きな原因になるという。肩の位置が下がると胸の位置も下がり、背中も丸まってくる。すると、肩周辺の筋肉は絶えず引っ張られた状態となり、肩を疲労させ肩こりを生む。特に、肘掛けのない椅子に座り、脇を開いた状態でデスクワークをしている人は、肩の位置が下がる姿勢を日常的に取っていることになり、慢性的な肩こりになるそうだ。
これを解消するには、肩の僧帽筋を動かして血流を良くするのが一番。両肩をゆっくりと上げ、やや後方に回しながらゆっくりと下ろす動作を20回ほど繰り返すだけで、肩の緊張はすっきりと取り除かれるはずだ。
(三笠書房 580円)