「魔界都市ブルース〈魔界〉選挙戦」菊地秀行著

公開日: 更新日:

 ある日、人捜し屋のせつらは、ニュースで巨体の女情報屋・外谷が「新宿」の区長選に立候補したことを知る。

 彼女は推薦人に、病院院長のメフィストと並んでせつらの名前を勝手に挙げていた。すぐに抗議の電話を入れるが、崇高な目的のために立候補したと豪語する外谷は、悪びれる様子もない。

 メフィストにも連絡がつかず、いら立つせつらに、現区長・梶原の手紙を携え、公安部が接触してきた。その直後、どこからともなく現れた機械戦闘員(メカ・ファイター)がせつらの命を狙う。

 巨大地震によって孤立し、悪鬼妖物がひしめく魔界都市となった新宿を舞台にした超伝奇シリーズ最新刊。

(祥伝社 860円+税)


【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭