「突然死を防ぐ脳・心臓のいい病院」週刊朝日MOOK
長らく日本人の死因のトップ3だったのが、がん、心臓病、脳卒中。そのうち心臓病と脳卒中で34%を占めている。そんな脳と心臓の病気に焦点を当て、最新の治療法の紹介から、手術数の多い病院の全国ランキングまで、脳・心臓に関する治療と予防が網羅された一冊だ。
巻頭では、「脳・心臓の名医たち」のインタビューが掲載され、天野篤医師(順天堂大学順天堂医院)、副島京子医師(杏林大学病院)、谷川緑野医師(札幌禎心会病院)、村山雄一医師(東京慈恵会医科大学病院)が登場。また、脳卒中では、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍。心臓病では、狭心症・心筋梗塞、心臓弁膜症、大動脈瘤・解離、不整脈と、病気ごとに症状、サイン、治療法などを徹底解説している。
全国2059病院の手術数ランキングでは、脳動脈瘤(くも膜下出血)治療、脳腫瘍手術、心臓手術、心カテーテル治療、心筋焼灼術、ペースメーカー治療と、治療法ごとに治療数、種類、常勤医数のデータを掲載。
患者にとって大いに参考になる情報が詰まっている。(朝日新聞出版 907円+税)