「綱わたりの花嫁」赤川次郎著

公開日: 更新日:

 披露宴会場から花嫁の美亜が連れ去られた。女子大生の亜由美は、誘拐犯が連れ去ったのは後輩の久美子だと気づき、殿永刑事に助けを求める。久美子は、恋人と駆け落ちした美亜に頼まれ、アルバイトで花嫁の代理を務めていたのだ。亜由美は、犯人に人質が身代わりだとバレないよう、美亜の父親・酒戸に口裏を合わせるよう頼むが、酒戸はマスコミにバラしてしまう。人質が別人だと知った犯人は、身代金を10億円から3000万円に値下げ。酒戸に身代金の立て替えを拒まれた久美子の母親は、心臓の発作で死んでしまう。久美子は犯人と組んで美亜を誘拐し、酒戸から10億円を奪う計画を立てる。

 ユーモアサスペンス「花嫁シリーズ」の記念すべき第30弾。(実業之日本社 852円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁