「マリーンワン」ジェームス・W・ヒューストン著、村田薫訳

公開日: 更新日:

 大嵐の夜、ホワイトハウスを飛び立った大統領専用ヘリコプター・マリーンワンが墜落して炎上。アダムズ大統領をはじめ搭乗者全員が死亡する。海兵隊の元パイロットで同型ヘリコプターの操縦経験がある弁護士のノーランは、同機を製造した外国資本のワールドコプター社の弁護団に加わる。

 フライトレコーダーは残っていたが、なぜか飛行記録装置は停止して墜落前のデータが残っていなかった。司法省がワールドコプター社の製造責任を追及してくるのは明らかだった。一方のノーランは、同機を操縦していた海兵隊のコリンズが事故に関わっているのではないかと疑う。

 自らも米海軍のトップガンで弁護士だった著者による法廷ミステリー。

 (小学館 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…