「続・用心棒」デイヴィッド・ゴードン著 青木千鶴訳
特殊部隊出身のジョーは、ニューヨークの裏社会を牛耳るマフィアのボスたちに「保安官」として雇われる。依頼通り、街に潜んでいたテロリストを一掃したジョーは、幼馴染みのイタリア系マフィアのボス、ジオが経営するナイトクラブの用心棒に復帰した。しかし、軍隊時代のPTSDが原因の薬物と酒の常用によってトラブルが絶えない。
そんな中、アルカイダ系のテロ組織がニューヨークで大量のヘロインを売りさばこうとしていることが分かった。彼らはダイヤモンドでの取引を希望しており、ジョーはダイヤモンドを調達して彼らのヘロインと交換、さらに国外に持ち出される前にダイヤモンドを取り戻すよう命じられる。
ニューヨークの暗黒街を舞台に描く痛快クライムノベルの続編。
(早川書房 2090円)