「探偵はここにいる」森秀治著
テニスプレーヤーを目指していた小暮哲は、新聞に挟み込まれていた大手探偵社の求人チラシを見て、探偵になった。依頼人の夫の浮気相手を調査していたある日、もう1人、浮気相手がいることがわかった。
だが、写真がなくて特定できない。「この人でいいか」とそれらしい女性を尾行し、レンタルビデオ店に入った。彼女は立ち止まって小暮を見ているので、警察に通報されたと気づいて逃げようとしたが間に合わず、警察署に連行された。警察官が呼んだ女性の名は調査対象者の名だった。うわぁビンゴだったんだ。
意外な経歴を持つ実際の探偵10人に取材した、ノンフィクション。
(駒草出版 1650円)