「おひとりさまの終活」神田紀久男著
「おひとりさま」が自分らしい最期を迎えるためには準備が必要だ。死亡したら、誰かが葬儀や国民年金などの届け、保険の解約などの手続きをしなくてはならない。年を取って認知症になったら適切な判断ができなくなるので、「成年後見制度」を利用するとよい。家庭裁判所が後見人を決める「法定後見制度」よりも、自分で信頼できる後見人を選ぶ「任意後見制度」がオススメ。
また、親族以外の人に死後の葬儀、火葬などの手続きを委託する「死後事務委任契約」もある。遺産の相続や寄付、銀行口座の解約などを司法書士や弁護士に依頼する契約だ。終活セミナーなどに参加して、自分に合ったサービスを選ぶとよい。
人生をハッピーエンドで終えるために必読の本。
(現代書林 1540円)