「情報の選球眼」山本康正著

公開日: 更新日:

 ネットメディアの台頭やスマホの普及によって情報は氾濫。その中には、フェイクニュースやデマが多数紛れ込んでもいる。こんな情報過多の時代に、妥当な判断をするため、価値ある情報を得るにはどうすべきかを教えてくれるテキスト。

 価値ある情報の90%は受動的な姿勢では知りえない。目に触れやすい情報は加工され、さらに伝言ゲームのように伝える人が増えれば増えるほど、伝える内容の量が多ければ多いほど、情報は真実から離れていくからだ。

 情報の価値が一番高いのは、発信者自身が現場で見聞きした1次情報にある。ゆえに、記事であれば取材対象者、書籍であれば著者自身に連絡をとることが一番。そうした発信者に実際に会うにはどうすべきかを説くなど、価値ある情報の収集・活用法を指南する。

(幻冬舎 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動