第二話 立場的にあり得ない(27)隣席に妖艶に笑う大人の女
「なにすんだよ!」
怜矢は男の手を振りほどこうとした。しかし、その手はびくともしない。逆にさらに力を強めてくる。
「まあまあ、落ち着いて。大人しくするって約束するなら私が奢ってあげる」
背後から声を掛けられ、驚いて振り返ると女が隣に座っていた。具体的な年齢は…
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