「人を選ぶ技術」小野壮彦著
人材の評価は感覚的に行われているが、科学的にとらえることもトレーニングすることもできる。
著者は「超高級ヘッドハンティング集団」でそういう仕事に携わってきた。
人を選ぶために、まず人を、経験・知識・スキル、コンピテンシー(好業績者の行動特性)、ポテンシャル、ソース・オブ・エナジーの4つの階層でとらえる。ほとんどの面接では経験・知識・スキルを触るだけで終わってしまうが、その人のコンピテンシーを見抜くと、相手の「将来の行動」を予測できる。
そのためには、面接などで相手の意見を聞くのではなく、トラブルがあったとき、どうやって解決したか、実際のエピソードを聞くとよい。
人を選ぶためのメソッドを伝授する指南書。 (フォレスト出版 1980円)