「ランキングマップ世界地理」伊藤智章著

公開日: 更新日:

「ランキングマップ世界地理」伊藤智章著

 あらゆるランキングを地図化して、世界の今を読み解く地理テキスト。

 最高・最低気温の記録と観測地点の分布をはじめ、森林面積とその増減、進行する砂漠化など、まずは自然環境についてのさまざまな数値を地図化。

 そのひとつ、世界の湖の大きさランキングで断トツは、琵琶湖の約560倍もあるカスピ海。多くの河川が流れ込むが流れ出す河川がないカスピ海だが、沿岸国では領有権や権益をめぐり湖なのかそれとも陸に囲まれた「海」なのか、論争が続き、結局、条約上は「海」になったそうだ。

 ほかにも、「合計特殊出生率」(1人の女性が生涯に産む子供の数の平均)や、栄養不足人口率、東京の1位が続く大都市圏の人口数などのデータで比較する「人口と都市」の章をはじめ、平均労働時間の長い国と短い国や持ち家率などから見る「生活と文化」など、6つのテーマで現在と過去の変化を比較しながら世界の変遷と今を浮き彫りにする。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853