「名馬を読む4」江面弘也著

公開日: 更新日:

「名馬を読む4」江面弘也著

 キタノカチドキは北海道門別町の佐々木節哉牧場で生まれた。

 母のライトフレームは戦後初のダービー馬マツミドリの妹の娘で、大けがをしたため競走馬になれなかったが、繁殖牝馬として残る。

 騎手として176勝した実績をもつ調教師の服部正利は、ライトフレームとテスコボーイの仔を見て「いい馬だ」と認め、馬主の初田豊はその場で手付けを打つ。

 キタノカチドキと名付けられた仔馬は2歳のとき、阪神の1200メートルでデビュー。武邦彦が騎乗し、2着の馬に4馬身の差をつけて圧勝した。菊花賞まで11戦10勝、ダービーだけ3着となった。

 ほかに牝馬3冠を成し遂げたアーモンドアイなど、名だたる名馬を紹介。 (三賢社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動