「定年女子 新たな居場所を探して」岸本裕紀子著
「定年女子 新たな居場所を探して」岸本裕紀子著
定年退職後の「新たな自分の居場所を見つけた」女性たちを取材したエッセー。
金融機関を65歳で退職した雅子さんは、コロナの終わりが見えず、自粛生活が続く中で何か新しいことはできないかと思案。先にリタイアしていた夫と相談して、熱海に小さなマンションを購入する。東京の自宅は手放さず、月の数日を熱海で過ごすようになったという。ほかにも、実家をリフォームして東京と和歌山を往復する早苗さん、娘夫婦の家の近くに部屋を借り子育てをサポートする綾子さんなど。まずは2拠点生活を楽しむ定年女子たちを紹介。
ほかにも、新たな仕事に就いた女性たちなど、それぞれの生き方に、第二の人生を楽しむパワーとヒントをもらう。 (集英社 638円)