「父・堀内誠一が居る家 パリの日々」堀内花子著

公開日: 更新日:

「父・堀内誠一が居る家 パリの日々」堀内花子著

「BRUTUS」などの創刊に関わったアートディレクターの堀内誠一は、仕事漬けの日々に区切りをつけようとフランス行きを決めた。

 1973年、単身パリに渡り、翌年、家族を呼び寄せる。パリ市内から地下鉄で30分ほどの団地に居を構えると、詩人の谷川俊太郎や画家の安野光雅らが訪れた。佐渡を拠点に活躍する「鬼太鼓(おんでこ)座」(鼓童の前身)がパリで公演するときは、妻の路子が大量にサバ寿司をつくって差し入れた。河内敏夫と林英哲は小遣い稼ぎにメトロの構内で津軽三味線を演奏して人気を博したが、許可が必要なことに気づき、諦めた。

 さまざまなクリエーターと交流した日々をつづったエッセー。 (カノア 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動