坂東三津五郎さん“波乱”の人生…近藤サトとの略奪婚騒動も
歌舞伎界が、またもや深い悲しみに包まれている。
坂東三津五郎(本名・守田寿=もりた・ひさし)さんが21日、すい臓がんのため都内の病院で亡くなった。享年59。一昨年(2013年)9月にすい臓がんの摘出手術を受け、昨年4月に一度は舞台復帰を果たしたが、10月には肺にがんが転移。今年1月末にインフルエンザに感染し、肺炎を併発して緊急入院した直後のことだった。
三津五郎のいとこで女優の池上季実子(56)が「3日前はこんなじゃなかった! と思うほど、体調が悪くなっていきました。亡くなる2日前に『じゃあね、またね』と手を握って挨拶を交わしたのに……」とコメントしているほどの急逝だった。
1956年、東京生まれ。9代目坂東三津五郎の長男で、62年に5代目坂東八十助を名乗り初舞台。日本舞踊坂東流の家元で踊りの名手としても知られた。歌舞伎界だけでなく、ネスカフェゴールドブレンドのCM「違いのわかる男」(92年)にも出演するなど現代劇やテレビ、映画の世界でも活躍。昨年はTBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」にも病気療養後初めてレギュラー出演していた。