“ガッテン”と“チョイス”出色 NHK健康バラエティーの実用度

公開日: 更新日:

 さらに、日曜は歴史や科学をよく扱う「NHKスペシャル」で「腰痛・治療革命」を特集。“実にためになった”と好評だったようだ。先週末のNHKのゴールデンタイムは総合かEテレのどっちかで健康番組が見られたわけだ。加えて、月~木曜は毎晩20時半から「きょうの健康」がある。

「長寿だけど、不健康」な日本人は、高齢者だけでなく、誰もが健康面になにかしら悩みを抱えている。これを見越して健康コンテンツを増やしているのか。

 民放も医学バラエティーは多いが、その番組の直接のスポンサーはもちろん、局のスポンサーになっている商品の批判に取れるようなことには触れられない。例えば、糖尿病特集で「カップラーメンや炭酸飲料はダメ」とは言えない。

 だが、先週のEテレの「チョイス」では、下痢防止の生活改善として、「人工甘味料が入ってるお菓子は下痢しやすい」と、医者個人の見解としても、ズバッと言えていた。この差は大きい。おもしろさより信憑性を優先するならNHKの方がいい。いや、おもしろさでも、民放は負けてるか。

(答え。抗酸化作用のある野菜でカボチャ、ニンジン、キャベツ。さらにメカブ、納豆、オクラも)

(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動