“ガッテン”と“チョイス”出色 NHK健康バラエティーの実用度
さらに、日曜は歴史や科学をよく扱う「NHKスペシャル」で「腰痛・治療革命」を特集。“実にためになった”と好評だったようだ。先週末のNHKのゴールデンタイムは総合かEテレのどっちかで健康番組が見られたわけだ。加えて、月~木曜は毎晩20時半から「きょうの健康」がある。
「長寿だけど、不健康」な日本人は、高齢者だけでなく、誰もが健康面になにかしら悩みを抱えている。これを見越して健康コンテンツを増やしているのか。
民放も医学バラエティーは多いが、その番組の直接のスポンサーはもちろん、局のスポンサーになっている商品の批判に取れるようなことには触れられない。例えば、糖尿病特集で「カップラーメンや炭酸飲料はダメ」とは言えない。
だが、先週のEテレの「チョイス」では、下痢防止の生活改善として、「人工甘味料が入ってるお菓子は下痢しやすい」と、医者個人の見解としても、ズバッと言えていた。この差は大きい。おもしろさより信憑性を優先するならNHKの方がいい。いや、おもしろさでも、民放は負けてるか。
(答え。抗酸化作用のある野菜でカボチャ、ニンジン、キャベツ。さらにメカブ、納豆、オクラも)
(作家・松野大介)