職務は続けられるのか? 甘利大臣、早期「舌がん」の深刻度

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 5日の会見で続投を表明した甘利明TPP担当相(64)。早期とはいえ、舌がんだ。穏やかじゃない。2週間の入院加療と、その後の1~2週間の自宅療養で復帰できると診断されたというが、本当に大臣の激務をこなせるのか。

 甘利本人が11月29日に安倍首相に辞任を申し出ていたなんて聞くと、ますます不安になる。

「安倍首相が慰留したのは、いま甘利さんに辞められたら困るからでしょう。TPP交渉に加え、消費税増税時の経済対策もある。甘利さんは経済閣僚のキーパーソンのひとりですからね。永田町周辺では甘利辞任で『小幅の内閣改造もあるか』なんてウワサも駆け巡り、実際、後任に茂木経産相の名前も挙がりましたが、『じゃあ茂木の後任はどうするんだ』と揉めるのは目に見えている。それに甘利さんも『茂木は絶対にダメ』と止めたそうです」(永田町関係者)

 7日からシンガポールで開かれるTPP交渉の閣僚級会合には、甘利の代役で西村康稔内閣府副大臣が出席する。来週手術を受ける甘利は、年明けの公務復帰スケジュールを描いているようだが、その通りになるのか。

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