職務は続けられるのか? 甘利大臣、早期「舌がん」の深刻度
何しろ、がんだ。舌がんの好発年齢は50代後半で、男性に多い。「もろずみ歯科」の両角旦院長によると、過度の飲酒、喫煙によるタールの刺激や、並びの悪い歯、不良な入れ歯やブリッジが常に当たるなどの刺激が誘因になると考えられているという。
■リンパ節転移する悪質なものも
「舌の縁に白っぽい斑点ができ、これを白板症といいます。前がん状態ですが、口内炎と間違えて見過ごすケースが結構あるので要注意です。舌がんは初期の段階で病変を切除できれば、治療後に話せなくなったり、味が分からなくなるなど、日常生活に支障が出ることはまずありません」
初期なら5年生存率は85%とも。
「ただ、中にはリンパ節転移して急速に進行する悪質なものもあるので、治療後も経過を観察する必要はあります」
TPPは年内妥結が難しそうで、来年もタフな交渉になる。甘利が担当する5兆円の経済対策の審議は、年明けの通常国会が本番。ハードな日々が続くが、大丈夫か。