人は怒ると「がん」「心臓病」「糖尿病」にかかりやすくなる

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 怒りには、ライバルに対する闘争心や自らを鼓舞する原動力を生むというメリットもあります。でも、それは自分の健康と引き換えにする“もろ刃の剣的メリット”です。そもそも、自分の嫌いなヤツや腹の立つ物事に、大切な健康を犠牲にするなんてナンセンスだと思いませんか?

 しかも「怒り」に伴う多大な生体エネルギーを投入するなんてもったいないこと極まりなし! と、頭では分かっていても、ついつい怒ってしまうのが人間。かくいう私もそのひとりです……。

 そこで、次回からは「いかに怒りを上手に手放すか」についてのアイデアを精神科医の立場から紹介していきます。

◇奥田弘美(おくだ・ひろみ) 精神科医。日本医師会指定産業医。山口大学医学部卒。都内20カ所の企業でビジネスパーソンの心身のケアを行いながら、「銀座スキンクリニック」ではコーチング・カウンセリングも行う。著書多数。5月には新著「女医が教える 働く男の怒りと疲れをパワーに変える処方箋」(メディカルトリビューン)を発売。

【連載】病気になりたくなければ怒りを手放せ

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