肺炎や食中毒の原因に 歯ブラシトラブルを防ぐ7つの習慣

公開日: 更新日:

 上手な歯磨き法は知っていても、歯ブラシを清潔に保つ保管法を知らない人は多いのではないか。いくら歯磨きを頑張っても、細菌だらけの歯ブラシでは、かえって病気を呼び込むことになりかねない。自由診療歯科医師で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

 毎日使っている歯ブラシは想像以上に汚れていて、汚れたスリッパの底や残飯容器の1万倍以上の細菌がいるという。
 実際、英国マンチェスター大学の調査によると、歯ブラシに付着している細菌の数は1億以上で、ブドウ球菌なども含まれているという。

「そもそも、口の中に生息している細菌は500種類以上。その数は、よく歯を磨く人で1000億前後、あまり磨かない人でその数倍といわれています。その意味で歯ブラシが汚れているのは当然です」

 ならば少々、歯ブラシに細菌が付着したとしても、神経質になる必要はなさそうに思うのだが…。

「それは違います。汚れた歯ブラシを放置すれば、細菌が歯ブラシ上で繁殖、それを使えば口腔内の細菌のバランスが崩れ、歯周病や虫歯などのトラブルを長引かせかねません。新たな種類の細菌を侵入させることで、食中毒など新たな感染症を引き起こす可能性もあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…