病院再編で泣く職種

公開日: 更新日:

 2025年までに行われる医療改革で割を食う職種があります。深刻なのは臨床検査技師。血液検査や尿検査を主な仕事にしています。

 しかしすでに供給が需要を大きく上回って深刻な就職難。せっかく資格を取っても、病院に就職できるのは5人に1人ともいわれているほどです。

 今後は高度・一般急性期病院でしか必要とされなくなり、ますます需要が減り、就職難に拍車がかかるとみられています。

 在宅医療で活躍できる場面もなさそうです。そのため遺伝子検査などに活路を求める動きもありますが、いまや機械であっという間にできてしまう時代。雇用の維持・拡大にどれだけ貢献できるかは疑問符が付きます。

 放射線技師もかなり不利な状況に置かれます。CTやMRIは高度・一般急性期病院に集約されていきますから、全体の雇用は減ると予想されています。そこで在宅医療に進出しようという動きが出てきています。実は家庭や介護施設に持ち込める、ポータブルなレントゲン装置が開発されているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動