マー君も受けた「PRP治療」で椎間板ヘルニアがすぐ治る

公開日: 更新日:

「上澄み部分を濃縮したものがPRPで、多血小板血漿といいます。血液から血小板を抽出した、いわゆる血小板の濃縮液。外傷を修復するのに重要な働きをする血小板を患部にプラスすることで、血小板が活性化し、修復機能が高まり、傷の治りが早くなるのです」

リハビリは必須

 反応はすぐに起こる。

「成長因子が血小板から放出されて、細胞の代謝が高まります。傷の修復が進んでいる証しとして、同時に炎症反応も出てきます。これがPRP治療の唯一のネックで、外傷を負った時のようなズキズキした痛みが出てくる。その痛みは一般的に、注射を打ったその日から翌日くらいまで続きます」

 寺尾院長はあらかじめ「炎症反応が出る」と患者に伝えるというが、「想像していたより痛かった」と感想を述べる人も少なくない。

 PRP治療でよくある誤解が、「血液採取からPRPを注射で戻す、つまり血小板を活性化させるところまでやったら治療は終了」という点だ。


「確かに、血小板活性はPRP治療のカギではありますが、それさえやれば外傷が治るというのは大間違いです。あくまでも修復機能を高めるだけ。PRPを注射で戻した後は、運動刺激(リハビリ)を加えないとダメです。そうしないと筋肉や腱の再構成はできず、元のコンディションに戻せません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も