そればかりか、PRPを注射した部分が硬くなってしまい、かえって動かしづらくなるという。骨折した時、ギプスをはめたままでいると動かしづらくなるのと同様だ。
「PRP治療をやっていても、リハビリまで力を入れているところは多くありません。『PRP治療を過去に受けたが、よくならなかった』と言う方の話を聞くと大抵、リハビリまで行われていません」
整形外科の領域でPRP治療が有効なのは、四十肩・五十肩、肩こり、腱鞘炎、椎間板ヘルニア、腰痛、変形性膝関節症、テニス肘・ゴルフ肘、肉離れ、半月板損傷、ランナー膝、靭帯損傷・ねんざ、アキレス腱損傷、足底筋膜炎など幅広い。ただし、健康保険は適用にならない。