老けない太らないと大ブーム「ココナツオイル」効果的摂り方
ダイエットにも有効だ。一般的な植物油に含まれる「長鎖脂肪酸」に比べると10倍のスピードで分解・燃焼されて即座にエネルギーとして使われるため、脂肪として蓄積されにくい。
「さらに、蓄積されている脂肪の燃焼を助長するため、中性脂肪を減少させる作用もある。海外の研究では、ココナツオイルは通常の3倍のカロリーを燃やすうえ、代謝を早めることで脂肪の燃焼を効率的に行うことが証明されています」
アルツハイマー型認知症の予防に効果的との報告もある。
アルツハイマー病患者の脳細胞は、ブドウ糖をうまく利用できなくなり、「ガス欠」になって死滅していくが、ケトン体はエネルギー源として利用できる。中鎖脂肪酸は肝臓でケトン体に変換されるため、アルツハイマー病の脳細胞の栄養源になり、脳細胞を救うのだ。
さっそく、ココナツオイルを毎日食べたり飲んだりしてみたいが、いくつか注意点がある。
「オイルの種類は『エキストラバージンココナツオイル』をお勧めします。1日の摂取量は大さじ2杯を目安にしてください。大さじ1杯で6~10キロカロリーほどあるので、普段の食事からその分だけゴハンを減らすのが効果的です。ただし、強い解毒作用によって、発疹、吐き気、下痢などの症状が出るケースもあります。気になる場合は医師に相談してみてください」