甘い飲み物で意識が混濁…「夏のダメージ」が突然死招く
「夏は脱水症状で血液がドロドロになりやすく脳の動脈が詰まる脳梗塞が起こりやすい。以前は冬に多いといわれていた心筋梗塞や心原性脳塞栓症も、屋外と屋内の急激な気温差や猛暑によるストレスで増えています。心原性脳塞栓症は、脳梗塞の中でも死に至る率が高く、非常に怖い」
ペットボトル症候群対策と同様に、十分な水分摂取が必須。アルコール摂取、睡眠不足、喫煙にも気をつけなくてはならない。ビールを飲んで“水分摂取”と思っている人がいるかもしれないが、アルコールは脱水症状を促進させる。
「エアコンも上手に利用してください。体への負担を考えると、26度前後がベター。夜はタイマーをかける人がいるかもしれませんが、エアコンが切れると室温は上がり、暑さによるストレスで目が覚めたり、夜間熱中症になりかねません。27~28度に設定し、夜中もエアコンをかける」
今しばらく、「夏」への警戒を緩めてはいけない。