声優・真山亜子さんは32歳でベーチェット病・クローン病に

公開日: 更新日:

 そして27歳のとき、貧乏な劇団員生活で無理がたたったのか、突然、足首が赤く腫れて熱が出たんです。近所の皮膚科で「安静に」と言われたにもかかわらず、むちゃをしていたら、腫れた部分が破れて崩れました。病名は「壊死性筋膜炎」です。両足首の皮膚を取って、お尻の皮膚を移植しました。2カ月も入院した揚げ句、術後しばらくは足が象のように太くなり、結果的にそれが芝居から声優に転身するきっかけになりました。

 ベーチェット病やクローン病の名前が出てくるのもこのあたりからです。声優の仕事が徐々に軌道に乗り始めたころ、微熱や皮膚のぶつぶつが現れたり、目の充血がひどくなったりし始めたんです。お世話になった皮膚科では、ツベルクリンの針反応(針を刺したところが膿む)でベーチェット病と診断されました。

 その後、外科や膠原病内科も受診して、下血症状などもあったので消化器内科を受診したところクローン病が浮上。結局、どちらかには決められないまま、ステロイドの投薬が始まりました。

 ちょうど声優のオーディションに受かり始めたところだったので、「仕事をしながら治療したい」と希望しました。ステロイドの副作用である多幸感と食欲増進、その一方で、うつと不眠と下痢という波を繰り返しながら、限界がくるとステロイドの点滴をしてもらうような日々でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言