狭心症、脳梗塞リスクも高く 夏バテに潜む低血圧を侮るな

公開日: 更新日:

 低血圧を改善するにはどうすればよいのか?

「血圧を維持しているのは、血液を送り出す心臓の強さと、送り込まれた血液を送り返す末梢血管のしなやかさです。それをコントロールする自律神経の乱れを正すことが大切なのです」

 それにはまず、規則正しい生活を心がけること。とくにいつも同じ時間に起きることが大切だ。

「副交感神経優位から交感神経優位に変わる『寝起き』を一定にすることで、自律神経を鍛えることができます。朝、シャワーを浴びるとさらに効果的です。また、夏場は知らず知らずのうちに汗を大量にかいています。通常より2~3グラム以上多めに塩を取る必要があります。味付けの濃い食べ物を取って、塩分不足に注意しなければなりません」

 ウオーキングなどの運動も必要だ。しかし、炎天下に野外で活動することは、中高年にとっては災いのもと。プールでの水中散歩や室内でのスクワットなどがお勧めだという。

 この時季の体調不良を「夏バテ」と決めつけてはいけない。ゴロゴロしてスタミナ料理を食べるだけでは解決しないこともある。覚えておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…