狭心症、脳梗塞リスクも高く 夏バテに潜む低血圧を侮るな

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「低血圧を侮ってはいけません。放っておくと不整脈や狭心症、心筋梗塞脳梗塞などのリスクが高くなります。最新の研究では、糖尿病の人の低血圧死亡リスクが上がることも分かっています」

■休息とスタミナ料理だけでは治らない

 それにしてもなぜ、夏場に低血圧の症状が出る人が多いのか?

「自分では低血圧に気がついておらず、一般的に血圧が下がる夏に自覚症状が出るのでしょう。そもそも、低血圧は発見しづらい病気です。病院で血圧を測定すると、緊張感からか本来の血圧よりも20~30㎜Hg高くなることが多い。そのため高血圧は発見されても、低血圧は見逃されてしまうのです」

 また、低血圧の診断は単に100㎜Hg未満というだけでなく、あおむけに寝た状態と立った状態でそれぞれ複数回血圧を計測し判断する医師もいる。そのため、なかなか診断されないという。

「夏は冬に比べて一般的に血圧が5~10㎜Hgほど低い。喫煙者や肥満の人はその差がさらに大きい。寒い時季に血圧を測って、“自分は正常だ”と思い込んでいる人も多いのです」

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