がんの標準化死亡比は住みやすい自治体ほど低くなる
同じ市内でありながら、これほどの差がついているのは、全国的にも川崎市だけです。しかも、東に行くほどがんで亡くなる確率が高まり、西に行くほど下がる傾向があります。もし川崎市に住むことになったなら、できるだけ西寄りを選んだほうがいいかもしれません。
関西圏(京阪神エリア)は全国的に見て、がんで亡くなる確率が高い地域です。そのなかで確率が低いトップは京都府長岡京市(85.8)。しかし、10位の兵庫県宝塚市ですでに93.3と、全国平均(100.0)に手が届きそうな数字になっています。
中京圏は、取り立てて数字の低い自治体はありません。1位から10位まで、すべて関東と関西の中間の数字が並んでいます。良くも悪くも「どっちつかず」が中京圏の特徴です。