著者のコラム一覧
名郷直樹「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

和食の弱点 コレステロール不足が脳出血を招く

公開日: 更新日:

 先週、和洋折衷の食事が一番と言いました。しかし、和食、洋食には、それぞれにいいところと悪いところがあります。

 西洋文化が入る前の日本食の最大の弱点は、「動物性タンパク質と脂肪が不足していた」というところです。動物性脂肪の代表といえば、今や動脈硬化の元凶とされるコレステロールです。そのコレステロールが足りないことが、かつての日本食の最大の弱点のひとつでした。

「コレステロールの不足が和食の弱点」というと、なんだか不思議な感じがするでしょう。しかし、コレステロールの過剰が病気を起こすだけではなく、不足も病気を起こすのです。

■和洋折衷食が発症を大幅に減らした

 脳卒中といえば今や大部分は血管が詰まる脳梗塞ですが、以前の日本人では、血管から出血するタイプの脳出血の割合が欧米に比べてかなり高いというのが特徴でした。

 脳出血は、高血圧の人に多いという点では脳梗塞と同様ですが、コレステロールが高いとなりやすい脳梗塞とは逆に、コレステロール値の低い人に多いことが、日本人だけでなく、米国人を対象にした研究でも示されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場