【心臓病のリハビリ】昭和大学藤が丘リハビリテーション病院/循環器内科(神奈川県)
1回の心リハは、運動前のチェックや体操などを含めて1時間ほど。外来では最大週3回まで。入院中は午前と午後の2回行う。リハビリ中は自分で脈拍を測るなど、自宅で行うウオーキングなどのリハビリの運動強度管理や病気管理についても学ぶという。
「心リハの効果は、当院ではリハビリ前後では最高酸素摂取量が約17%アップすることを確認しています。心筋梗塞など、冠動脈疾患の再発や突然死が減り、死亡率が3年間で約25%減少するとされていますが、当院でも、3年以内の再発や死亡が有意に予防されています」
また患者の中には、脳血管障害など他の合併症を持つ人もいる。他分野のリハビリとの横の連携が充実していることも当院の強みだという。
■データ
昭和大学藤が丘病院と診療連携。
◆スタッフ数=循環器内科医師3人、心リハ専従理学療法士2人
◆心臓リハビリ新規患者数(2016年)=227人
◆心臓リハビリ延べ件数(同)=約5600件