皮膚科に聞いた “寒い・怖い”でなぜ「鳥肌」は現れる?

公開日: 更新日:

 ちなみに立毛筋には副交感神経はない。だから心身がリラックスした状態で、副交感神経が優位のときに鳥肌が立つことは、まずあり得ないのだ。

「恐怖」や「感動」などの感情の高ぶりで鳥肌が立つのも同じメカニズム(交感神経の働き)。動物を観察して分かりやすいのは、犬や猫が危機に直面したときなどに「毛を逆立てる」現象だ。こういうときには「興奮性神経伝達物質」のアドレナリンがバンバン分泌されているという。

「寒いと立毛筋が収縮するということには、筋肉を動かして熱をつくり出す作用もあります。冬の脱衣所など急に寒いところに出ると、体が“ブルッ”と震えますが、これも体が熱をつくり出そうとすることで起こります。そして、極度に寒くなると体がガタガタと震えだします。この自分ではコントロールできない筋肉の動きも、熱をつくり出すために起こる体の防御反応なのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭