朝起きたらぐっしょり…「寝汗」には意外な病気が潜む

公開日: 更新日:

「朝起きたら寝汗でぐっしょりだった」――。誰にでもこんな経験はあるはずだ。寝汗をかくのは寝苦しさから動き回ったり、精神的ストレスのせいだけではない。病気が関わっていることもある。あなたは大丈夫?

 人間は寝ている間も汗をかく。そのシステムは起きているときとは違う。汗の専門家である菅屋潤壹・愛知医科大学名誉教授(生理学)が言う。

「起きているときの汗は上がり過ぎた体温を適正に戻すため。しかし、睡眠中の汗は体温を一気に下げるためです。寝る前に手足が温かくなるのは皮膚の毛細血管を拡張させて、たまった熱を体外へ逃すため。これに伴って汗が出て急速に体温が下がるのです。眠りに入ると、その深さによって汗の量が変わります」

 睡眠には眼球運動を伴わないノンレム睡眠と、伴うレム睡眠がある。ノンレム睡眠は「脳の休息と体のメンテナンス」を行い、4つのステージに分かれる。レム睡眠は「記憶の整理」が行われる。睡眠直後はノンレム睡眠に入り、どんどん眠りが深くなる。ノンレム睡眠では汗をかき、睡眠のステージが進むにつれてその量が増えていく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題