美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す
■仕事最優先の生活を見直した
ただ、チョコレート嚢胞は再発しやすいということで、それまでの生活を振り返って「なんで病気になったのか」を考えるようになりました。
思えば、それまでの生活は仕事最優先でした。忙しいことを言い訳に食事はコンビニや外食ばかりで、不規則な上に運動不足。季節の移ろいにも気付かないような人間らしくない生活でした。「人の思いにどう応えていくか」ということばかりを考えて、自分への愛が足りなかったのです。
「心と体はつながっているんだ」と気付いて、人間らしい生活をするための勉強を始めました。
まず、起床時間を朝6時30分と決めました。すると、夜12時前には眠たくなるんです。そして1日3食を大事にするようになりました。やむを得ず外食するときはオーガニックのお店選びやメニュー選び、体を冷やさない食材選びに気を付けました。その結果、35度台だった平均体温が36.5度になりました。平均体温が上がると免疫力も上がるんです。
勉強をしてみて初めていろいろなものが体に悪影響を与えていることを知りました。現代女性は昔と比べて出産の数が少ない分、一生涯における月経の回数が多く、それによって子宮がんのリスクが高いなど、弊害も多いんです。