美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す
食品添加物ばかりではなく、世の中には「内分泌かく乱物質」があふれていて、ホルモンバランスを乱していることも知りました。たとえば、プラ容器の弁当をレンジ調理しても発生します。生理用品などはまさに化学物質の結晶です。それらの化学物質は皮膚からも体内に吸収されます。
特にデリケートゾーンの吸収率は、腕や脚の皮膚の何十倍も高いそうです。オーガニックコットンでできた布製の生理用品を使うだけで、生理痛が変わるともいわれています。もちろん、実践するしないは自由ですが、知っていて決して損はない情報ですよね。
今の女性たちにそういうことをもっと知ってほしい。その思いが今の仕事につながりました。私にとって、病気は生き方を変えるチャンスだったのだと思います。
▽きし・べにこ NPO法人「日本ホリスティックビューティ協会」代表理事。自らの病を克服した経験を経てNPO法人を設立。2010年から「ホリスティックビューティ検定」を開始。「温活」「菌活」「腸活」といったセルフケアの考え方を普及。オーガニック&ウエルビーイングのムーブメントを牽引している。