美容家・岸紅子さん チョコレート嚢胞を患い生き方見直す

公開日: 更新日:

 病院で勧められた治療は開腹手術による病巣の切除でした。創口の小さい腹腔鏡では難しいとのことだったので少し躊躇し、セカンドオピニオンを受けてみました。すると、そこではホルモン療法を提案されました。嚢胞は月経のたびに大きくなるので1・5カ月ごとに注射をして月経を止め、次第に小さくする治療法です。「小さくしたら子供を産めるかもしれない」という医師の言葉もあり、ホルモン療法を始めました。

 でも、月経を止めるということは閉経状態になるわけで、更年期障害と同じようにホットフラッシュやイライラに悩まされました。肌荒れもひどく、外に出たくない、人に会いたくないと心のバランスも崩して、仕事もままならないボロボロの状態になりました。

 しかも、1年半もそんな副作用に耐え続けたのに、検査で腸と卵巣が癒着してしまったことが判明したのです。子供が欲しかったので、癒着を剥がしつつ病巣だけを切除できる腹腔鏡手術を行っている病院を紹介してもらい、手術を受けました。病巣は少しずつ薄皮を削るように切除していただいたようです。


 退院時、医師から「卵巣が健康になったので、ここから数カ月間が一番妊娠しやすいですよ」と言われました。早速、夫婦で伊勢神宮を参拝して正式にご祈祷していただき、その後、無事に妊娠、出産することができました(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…