<3>好きな歌を歌うと脳血流が増え脳波もリラックス状態に

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「私自身が健康カラオケ人間で、健康に長生きしたかったら1日1曲歌いなさいと指導しています」

 こう語る周東院長は、脳の活性化とカラオケの関係について次のように解説する。

 病院が行う健康診断に欠かせない「脳波検査」がある。脳波とは大脳の働きに伴って発生する微弱な電流のこと。精神状態によって波形や周波数が異なり、大きく「α(アルファ)」「β(ベータ)」「θ(シータ)」「∂(デルタ)」の4種類に分かれる。

 心身がよい状態のときは、α波が多く発生し、反対に緊張しているときは、β波が発生している。α波はリラックスしたとき、θ波は睡眠とか、ぼんやりしているときだ。

「特にストレスが多い私たち現代人にとって、脳波をβ波からα波に変える工夫が必要です。そこで活用してほしいのがカラオケです。好きな曲を1、2曲歌いますと、脳波がα波に変わり、心身がリラックスしてきます、この脳波が変化するとき、脳の活性化もしやすいといわれています」

 実際、周東院長はカラオケで歌う人たちの「脳波」検査を実施し、データを取ってきたという。

「歌う前と歌った後の検査で、α波状態になっている人がたくさんおります。また、歌っている間はβ波とα波が交互し変動することが、脳にとってよい刺激になり、活性化してきます」

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