梅毒が若い女性に急増中 症状から治療法まで知るべきこと

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 梅毒の感染者が爆発的に増えている。昨年は年間5000例を超えた。日本性感染症学会副理事長で東京慈恵会医大皮膚科教授の石地尚興医師に聞いた。

 長く年間1000例を下回っていた梅毒が徐々に増加し始めたのは、2010年。当初は男性が主な感染者だったが、13年以降、10~20代の女性の感染者の増加が目立ってきた。

 また、都心部だけでなく、地方都市にも感染が広がっている。

「MSM(男性間性交渉者)といった特定のコミュニティー、風俗営業など特定の感染源から、一般社会の男女間の感染に広がってきている。特定の性的パートナーしかいなくても、その性的パートナーが別の人との性行為で感染し、うつされることもあります。性行為をしている人は、だれでも可能性があると考えた方がいい」

“自分は大丈夫”と思わず、梅毒の知識をしっかり身に付けるべきだ。

■感染経路   

 母子感染もあるが、圧倒的に多いのは、性行為で梅毒の菌に感染している粘膜や皮膚に接触して、感染するケース。

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