「ミラーマン」石田信之さん 8度の手術で辿り着いた境地

公開日: 更新日:

■“もぐら叩き”のような状態

 翌年になると、次は尿管と腹膜に腫瘍が見つかりました。「尿管が詰まっているので右の腎臓は壊死しているのも同然」とのこと。本来なら手術で片方の腎臓を取るところなのですが、医師が「これ以上、手術はやりたくない」と言うので、抗がん剤治療になりました。そのときの余命宣告は「治療しないと10カ月、治療しても20~30カ月」でした。それが15年5月のことです。

 今年に入ってからも、5月に「悪性胆管狭窄」で手術をしました。応急処置で狭窄箇所にプラスチックの管を入れた後、ステントという金属の管を入れる予定でした。でも最初の手術の際、何かの拍子で細菌が入ったらしく、高熱と黄疸が出てしまいました。救急で虎の門病院の分院から本院へと移送されて手術をしたのが6月初旬。診断書に「腎不全」と書かれたのは6月下旬でした。

 直行した手術室では、尿管にストローのようなものを入れられました。3カ月に1度ストローの交換をするということで、ついこの前の8月に交換してきました。痛かったですよ。狭窄が進んでいたようで「次、もし入らなかったら人工膀胱です」と言われました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された