人気講師が教える 脳を若返らせる「脳活顔ヨガ」のすすめ
これまでやったことがないことに挑戦すると脳の神経細胞の新しい回路ができ、脳の老化対策になることは、複数の研究で明らかになっている。そこで、日常的にできる方法として「脳活顔ヨガ」を取り入れてはどうか?顔ヨガ講師として注目を集める間々田佳子氏に話を聞いた。
顔ヨガとは、顔の筋肉を効率よく鍛えて若々しい表情へと導くものだ。
「日本人は一般的に顔の表情筋を20%ほどしか動かしていないといわれています。顔ヨガでは普段使っていない顔の筋肉を動かすのですが、顔ヨガが脳の活性化に役立つと聞き、最近は脳の老化対策としても勧めています」(間々田氏=以下同)
きっかけは、抗加齢・加齢制御医学の研究を続けてきた白澤抗加齢医学研究所所長の白澤卓二医師との出会い。白澤医師によれば、脳の中で顔、手指をコントロールする領域は非常に広く、これらを日々活性化させることは非常に重要。そこで間々田氏は、顔の筋肉を動かす顔ヨガに手の動きも加えた「脳活顔ヨガ」を考案した。
「顔と手で異なる動きをするのは難しいのですが、それによって前頭葉、側頭葉、頭頂葉など認知症に関係の深い場所へ刺激を与えられます」