1日8時間以上座っている人は、罹患リスクや死亡リスクが高まる可能性があるといえるでしょう。今の生活を続けながら座ることによるリスクを防ぐためには、1時間に1度は最低でも2~5分立つこと。そして1日30分は体を動かすこと。ブレークタイムを取れない時は、座ったままかかとを上げ下げしたり、膝を伸ばして脚を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり直角に立てたりする運動を行うようにしましょう。
▽〆谷直人(しめたに・なおと) 国際医療福祉大学熱海病院検査部部長。日本臨床検査医学会認定臨床検査専門医・臨床検査管理医